ニキビ跡の色素沈着・シミを消すには?

ニキビは数日で治りますが、ニキビ跡には何カ月も悩ませられることがありますね。

メイクをしても隠し切れないほどの目立つニキビ跡が残ってしまうと、人に会うのも億劫になってしまいます。

 
ニキビ跡にもいくつか種類がありますが、今回は色素沈着によるニキビ跡の対処法について解説します。

ニキビ跡のシミ(色素沈着)ができる原因は?

ニキビ跡の色素沈着には、茶色い色素沈着と、赤黒い(紫の)色素沈着の2種類があります。

ニキビが治った後に、このような色素沈着が生じるのはなぜでしょうか?

ニキビ跡の原因は、「ニキビの炎症」

ニキビ跡には、色素沈着によるもの以外に、毛細血管が増えることによる「赤いニキビ跡」と、皮膚に陥没ができる「クレーター状のニキビ跡」があります。

どのニキビ跡も原因は「ニキビの炎症」によって肌の組織がダメージを受けたことです。

 
炎症の程度やダメージを受けた部分(深さ)によって、ニキビ跡のタイプが違ってきます。

炎症を起こさずに治ったニキビや、軽い炎症で治ったニキビは、普通はニキビ跡になりません。

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茶色いニキビ跡ができる原因は?

茶色いニキビ跡は角質層に生じたメラニン色素で、シミの1種です。

ニキビの炎症によってメラノサイト(色素を作る細胞)が刺激され、メラニンを生成することよって生じます。

 
紫外線を浴びたときにメラニンが生じるのは肌の自己防衛反応ですが、メラノサイトはニキビの炎症による刺激でも同様の反応をするため、茶色いシミのような跡が残るのです。

赤黒(紫)のニキビ跡の原因は?

赤黒いニキビ跡は、表皮の下の真皮層にまで炎症のダメージが及んだ時に生じ、化膿ニキビが治った後によくできます。

紫や赤黒い色は、炎症で傷ついた毛細血管から漏れ出た血液の「ヘモグロビン」の色です。

 
内出血の一種で、ニキビ跡の大きさはまちまちです。

この赤黒い色には、漏れ出た血液だけでなく、ダメージを修復しようとして増えた毛細血管の色も加わっています。

 
ニキビの炎症がひどいと、赤紫のニキビ跡が消えた後に、クレーター状のニキビ跡になることがあります。

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ニキビ跡の色素沈着、なかなか消えないのはなぜ?

茶色のニキビ跡も赤黒いニキビ跡も、数か月から、ときには1年以上も消えないことがあります。

これらのニキビ跡がなかなか消えないのは何故でしょうか?

茶色いニキビ跡が消えない!

作られたメラニンは、通常は、表皮のターンオーバーによって排出されます。

しかし、炎症のダメージで肌のバリア機能が低下していると、メラニン生成が止まらず、消えにくいシミになります。

 
シミが何カ月も消えないことがあるのは、ターンオーバーが止まっているからではなく、メラニンが作られ続けているからです。

肌のバリア機能が回復すると、メラノサイトへの刺激が止み、ターンオーバーンも正常化するので、シミは徐々に消えていきます。

 
それまでは紫外線の影響も受けやすく、紫外線対策をしていないとメラニンの発生がくり返されます。

赤黒(紫)のニキビ跡が消えない!

組織に漏れ出た血液(ヘモグロビン)は、炎症の程度によっては表皮だけでなく、真皮層の細胞にまで浸透してしまう場合があります。

色素沈着したヘモグロビンは、表皮の場合はターンオーバーによって、真皮層では新陳代謝で徐々に血管に回収されることで排出されます。

 
しかし表皮のターンオーバーが28~45日程度の周期であるのに対して、真皮層の代謝は3~5年もかかります。

このため真皮層に染みついてしまったヘモグロビンは、薄くなるまでにかなりの時間を要するのです。

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ニキビ跡を消すのは「先手必勝」?

ここまで見てきて分かる通り、ニキビ跡を悪化させないために一番大切なことは、ニキビができたときにできるだけ早く炎症を治めて、重症化させないことです。

炎症が軽いほどニキビ跡は小さく、解消しやすくなります。

 
また茶色のニキビ跡はシミの1種なので、ケアが遅れるほど頑固なシミになり、消えにくくなります。

皮膚のバリア機能はまだ十分回復しておらず、メラニンを作りやすい状態にあります。

 
赤黒いニキビ跡の場合も、肌は組織の回復過程にあるため、早めに適切なケアをすることで早く解消することが期待できます。

 

ニキビ跡の色素沈着を消す方法は?

悩みのタネであるニキビ跡の色素沈着を早く消すには、どんな方法があるのでしょうか?

シミ・色素沈着への適切なスキンケアは?

色素沈着は、通常であれば徐々に薄くなっていきます。

もし長く残っているようであれば、スキンケアが適切でない可能性があります。

 
茶色いニキビ跡のケアは、保湿に注意して肌のバリア機能を高め、メラノサイトの過敏な反応を鎮めることが基本です。

ハイドロキノン、ビタミンC誘導体など、メラニンを漂白・抑制する成分が含まれる美白化粧水の利用も有効です。

 
赤黒いニキビ跡のケアは、肌の血行を良くすることで新陳代謝が活性化して、回復が早まります。

こちらはニキビ跡化粧水でのケアがオススメです。

参考

シミを消す化粧品、失敗しない選び方は?

肌のターンオーバーを促すには?

茶色のニキビ跡の解消にはターンオーバーの正常化が必須です。

ターンオーバーが滞っている場合は促がす必要があり、早すぎる場合は鎮める必要があります。

 
ターンオーバーが早すぎる場合も遅れている場合も、正常化するには、肌を乾燥させないスキンケアがまず必要です。

ターンオーバーの正常化に役立つ美容成分には、ビタミンC誘導体、セラミド、プラセンタなどがあります。

 
化粧水を購入する際は、謳っている効果だけでなく、美容成分にも注目して選ぶようにしましょう。

ピーリングはターンオーバーを促す効果がありますが、一時的に肌のバリア機能を低下させるので注意が必要です。

 
美容クリニックなどで施術してもらうときは、施術後の注意を良く守ることが大切です。

食事面では、美肌のビタミンA・C・Eと、肌の代謝を整えるビタミンB群を積極的に摂りましょう。

 
睡眠を十分とる、規則正しい生活をするなどの生活習慣も、ターンオーバーの正常化に役立ちます。

美容外科なら早く治せる?

美容外科ではニキビ跡の治療に、レーザーやイオン導入など、セルフケアより効率よく肌の代謝を促がす施術を行ないます。

ただし施術後すぐに改善するわけではなく、ニキビ跡が目立たなくなるまでには一定の期間がかかり、効果にも個人差があります。

 
期間を置いて数回の施術が必要な場合もあります。

「レーザー治療」は、茶色のニキビ跡にはシミ取り用のレーザーを使います。

 
メラニンの色素に反応するレーザーを使い、熱で色素を焼く施術です。

赤黒いニキビ跡には、真皮まで届くレーザーを使います。熱で軽い火傷を負わせて自己治癒力を活性化し、細胞の入れ替えを促進します。

 
「イオン導入」では、肌の再生を活性化する美容成分を塗り、そこに微弱電流を流すことで成分をイオン化して肌の奥まで浸透させる施術です。

イオン導入に使われる美容成分は、プラセンタ、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸などです。

紫外線に要注意!

ニキビ跡になっている部分は、肌のバリア機能が低下しているので、わずかな紫外線でもメラニンが発生しやすい状態です。

ニキビ跡がある間は、普段よりも厳重に紫外線対策をする必要があります。

 
UVカット化粧品だけでなく、肌に負担をかけない日傘や帽子なども活用しましょう。

スキンケアを頑張っても、紫外線対策を怠ってメラニンの発生を断てないと、ケアが無意味になってしまいます。

 
茶色や赤黒いニキビ跡の色素沈着について解説しました。

鏡を見るたびに憂うつになるニキビ跡を長引かせないために、ぜひ参考にしてください。

<関連サイト> 
 ニキビ跡消す化粧水、おすすめは?

 

この記事のまとめ

  • 茶色のニキビ跡はメラニン色素で、炎症の刺激で生じたシミ
  • 赤黒いニキビ跡は、皮膚組織に漏れ出た血液のヘモグロビンの色
  • 肌のターンオーバー、新陳代謝を正常化することでニキビ跡の解消が早まる
  • スキンケアは保湿に注意し、紫外線対策を厳重にする
  • 十分な睡眠と規則正しい生活習慣も大切