ニキビ跡治療、ケミカルピーリングとは?



ニキビ治療で人気があるのが「ケミカルピーリング」という方法です。ケミカルピーリングとは、「ケミカル(化学的な手法で)+ピーリング(皮膚の角質層を剥がす)」という意味合いの名称で、美容外科・エステサロンなどで行なうことができます。

ケミカルピーリングはニキビ治療のなかでも、クレーター状になってしまったニキビ跡の改善に特に効果的といわれ、最近では自宅でもできるケミカルピーリング用の化粧品も発売されています。

美容外科で受けることのできるケミカルピーリングとしては、一般的に次のようなものが挙げられます。


ケミカルピーリングの種類

■フルーツ酸(グリコール酸)ピーリング
最も代表的なピーリング治療です。グリコール酸などの薬剤を用いて皮膚に蓄積されている古い角質層を溶解し、新陳代謝を整えながらターンオーバーを促すことによってニキビやニキビ跡の改善を行ないます。

■サリチル酸ピーリング
サリチル酸マクロゴールなどの薬剤を使用し、皮膚の角質層を溶解して軟らかくし、かつ肌の皮脂分泌過多を改善してニキビのできにくい肌づくりを行ないます。

■乳酸ピーリング
医療機関専用のケミカルピーリング剤であるエンビロンなどの乳酸ピーリング剤(ラクトピーリング剤)を使用して、ニキビやニキビ跡の色素沈着の改善を行ないます。

ケミカルピーリングの治療費や通う回数は?

程度にもよりますが、ケミカルピーリングは1回で終わるわけではありません。だいたい2週間に一度、少なくとも5回以上通うのが一般的です。

1回の治療費は、使用するピーリング剤によっても異なりますが、安くても5000円前後はかかります。高いものでは2万円以上かかるものもあります。また、これ以外に診察代や薬代などその他費用も発生しますので、カウンセリング時に確認しておく必要があります。

ケミカルピーリングの効果は?

ニキビ治療の手段として話題のケミカルピーリングですが、その効果やリスクはどのようになっているのでしょうか?


ケミカルピーリングの効果としては、

・角質層を剥離することにより毛穴に詰まった皮脂や膿を排出してニキビを治す
・コメド(角栓)を取り除きニキビのできにくい皮膚へと導く
・古い角質層を剥落させることにより肌のターンオーバー(新陳代謝)を促す
・皮膚の新陳代謝を促すことによってニキビ跡の色素沈着を改善する

などが挙げられます。

つまり、ケミカルピーリングは肌の表皮の古くなってしまった角質層を剥がして落とし、ニキビの原因をなくすとともに新しく健康な皮膚の再生を促す治療法(施術)ということができます。ニキビ治療に効果が高いといわれるケミカルピーリングですが、化学的な薬剤を皮膚に塗って角質層を剥がすというと少し心配になる人もいるかもしれません。

ケミカルピーリングのリスクは?

実際に、1998年以降から国民生活センターには「ケミカルピーリングで肌トラブルが起こった」という声が多数届いており、2000年にはセンターから行政・業界に対して適正化の要望が出されるという出来事も起こっています。

そのなかで国民生活センターはエステ業界に対して「ピーリングは美顔エステのなかでも危害件数が多い」ことや、行政に対して「ピーリング施術で使用している溶液の実態調査と施術内容の確認などの検討」を要望していたことも分かっています。


ケミカルピーリングによる肌トラブルの例としては、肌の赤み・ひりひり感・ピリピリ感・かさぶた・乾燥(カサカサ)・熱感・かゆみ・チリチリ感などがあります。その結果、皮膚の色素沈着やかぶれなどを起こす人もいますから注意が必要です。

また、ピーリング跡は肌が敏感になっているため、紫外線の影響を受けると肌トラブルが起こりやすくなります。


ケミカルピーリングを受ける前には、こうした副作用やリスクを知っておくことも重要です。ニキビの予防や改善を行ないたいなら、副作用やリスクの心配がないニキビ化粧品でのお手入れが有効です。

自宅でピーリングができれば・・・



ニキビやニキビ跡は改善したいけれど、本格的なケミカルピーリングをするのは不安という人や美容外科やエステサロンには通いたくないという人にはピーリング化粧品や手作りピーリング剤で、自宅にいながらできるケミカルピーリングもあります。

ピーリング化粧品でセルフケア

主なピーリング化粧品としては、洗顔するだけでニキビ改善ができるピーリング石鹸、サリチル酸などを含んだピーリング化粧水、ジェル+ローションのホームケミカルセットなどが挙げられます。

ケミカルピーリングとピーリング化粧品の違いは、ピーリングをするための化学薬剤の種類や濃度、その結果としての効果の度合いにあります。美容外科やエステサロンで行なうケミカルピーリングは、化学薬剤によって皮膚の古い角質層を強制的に剥落させて新しい皮膚の再生を行なうものです。

そのため、ケミカルピーリングによるニキビ改善の効果は高いものが期待できますが、肌トラブルなどが起こりやすいという一面もあります。


一方、ピーリング化粧品は専門家ではない一般人が家庭で使用するものですから、用いられている化学薬剤の種類や濃度も限られており、効果が出るまでには時間が掛かったり期待するほどの効果が得られない場合もあるのです。

ケミカルピーリングという方法を使わずにニキビ改善をしたいという場合は、肌トラブルなどの心配がないニキビ用スキンケア化粧品を使ってみるというのも安心な方法です。

手作りクエン酸ピーリング



実は身近にあるもので、手作りピーリング剤が作れちゃうことをご存知でしょうか?

あるものとは、「クエン酸」です。

■クエン酸って何?
クエン酸は、菓子やドリンクの配合成分として目にしたことがある方も多いと思いますが、その実体は、レモンなどの柑橘類や梅干し、黒酢などに多く含まれる「酸味成分」です。

クエン酸は、エネルギーを作り出したり、疲労回復、食欲増進などの作用のほかに、老廃物を処理する作用、免疫力を向上させる効果もあります。

この老廃物処理作用により、毛穴に詰まった角質を溶かし取り除いて、ニキビを予防したり、色素の沈着を抑えてニキビ跡を薄くする効果が期待できます。免疫力の向上も、より雑菌の繁殖しにくい肌=ニキビに強い肌をつくるのに役立ちます。

クエン酸ピーリングのやり方

クエン酸ピーリングの方法としては、洗顔の後、クエン酸を小さじ1杯程度溶かした洗面器のお湯でもう一度洗ったり、100mlの精製水にクエン酸を入れた「クエン酸ピーリング化粧水」をコットンにとり、ニキビの気になる部分を拭きとる、といった方法があります。

クエン酸の量が多過ぎると刺激が強くなるので、まずは少量から試してみましょう。肌に異常が出ないことを確認しながら数日おきに試してみると、使用部分がツルツルになって、ピーリング効果を実感できます。ピーリング液には防腐剤が入っていないため、早めに使い切るようにしましょう。


手が届かずにケアしにくい背中のニキビにも使えるのが、このクエン酸ピーリングの魅力です。水30mlにクエン酸3gを混ぜたものをスプレー容器に入れれば、クエン酸スプレーの出来あがりです。入浴後、手が届かない背中のニキビ部分に、このスプレーを吹きつけます。特に気になる箇所には多めにつけて、5分ほど経ったら洗い流します。

クエン酸スプレーはたっぷりと吹きつけるのがポイントです。週に1~2回試し、効果を見てみてください。敏感肌の方はクエン酸の量を少なくし、膿んだり出血のあるニキビには使用しないように注意します。


ピーリング化粧品も使ってみたいけど肌に合わなかったらお金がもったいない・・・と、お悩みの方はまずは自宅でのクエン酸ピーリングを試してみるといいですね。

ピーリング化粧品やクエン酸ピーリングの場合も、肌に多少なりとも刺激を与えていることに変わりはありませんので、ピーリング後はしっかりとアフターケアを行いましょう。毎日のスキンケアに加え、日焼け止めでの紫外線対策は積極的に行わなくてはなりませんよ。


そのほか、ニキビ跡を消す効果のある化粧品を使用して、ピーリング効果を高めてはどうでしょうか。下記サイトではおすすめのニキビ跡化粧品を紹介しています。参考にしてみてください。


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