DHA・EPA、子供への効果は?



子供の頭は、ある年齢になるまでは大きく成長していきます。大人がどちらかというと「脳の細胞が死滅していくのを防ぐために」何をすればいいのかを考えるのに対して、子供は「脳の細胞を発達させていくために」何ができるのかと、攻めの姿勢で取り組むことができます。

ここでは子供の脳にDHA、EPA(特にDHA)がよく、成長に欠かせない栄養素であることを説明していきます。


DHAの子供への効果について

DHAは脳の細胞を発達、活性化させることができる非常に有効な栄養素です。DHAは脳や脳の神経組織に多く存在して、その発達を助けます。人間の場合、お腹の赤ちゃんのときから脳は成長していき、生まれた後も脳の発達とともに、そのDHA量も増加していきます。

つまり、DHAがあることでより子供の脳の発達を助けることができるのです。DHAによって脳の細胞間の神経伝達が盛んになります。この状態が脳が働いていることに証で、いろいろなものを吸収できる子供のうちは、脳を「スポンジ」のように柔らかくして、さまざまな情報を吸収しやすくする必要があります。


DHAはその脳の神経伝達を助けるとともに、脳細胞を柔らかくする働きがあるため、子供の頭を活性化させるのに役立ちます。だいたい、人間は12歳くらいまでに物事の基本的な動作を習得するといわれています。

例えばこの時期までに積極的に運動をした子供は、運動神経がよくなるので、スポーツが得意になりますし、大人になってから再びスポーツを始めても体と頭が覚えているため、すぐに昔の勘を取り戻すことができます。こうした物事の基本的な能力は小脳が記憶しているといわれていて、そにピークが12歳くらいまで、この時期にDHAが頭に多くあると非常に効果的なのです。


これは運動面だけでなく、芸術面や勉強面でもそうで、子供のころに身に着けたことはなかなか忘れないのは、小脳にしっかりと記憶されて刻まれているからで、それを助けるのがDHAなのです。

勉強・運動・芸術面で良い効果をもたらすDHA



よく「日本人の学力は高い」といわれていますが、その理由として学校教育のプログラムだけでなく、日本人が魚をよく食べるからだという説がありました。DHAは魚に多く含まれている(というかほとんど魚にしか含まれていない)ため、その相関関係が研究されました。


DHAを与えた子供と、そうでない子供をを比較して、読解力など学力面で前者のほうが優れている(統計上は、もちろん個人差はあります)という研究がいくつもあり、どうやらDHAが多いと子供の頭はよくなるということがわかってきました。

また、学力面だけでなく、集中性や社会性など子供の情緒についても、DHAは安定させる働きがあり、問題行動を防ぐことができるという研究結果もあります。DHAを多く摂取している子供は「学級崩壊」などを起こしにくいようです。


DHAが目によいのはよくいわれますが、子供の目にとってもよいもので、この時期にDHAを必要量摂取していくことで、視覚から頭に入る情報を増やしたり、より確度のいいものにすることができます。運動に欠かせない動体視力も養うことができます。

このようにDHAは成長過程の子供の脳にとっては非常に有効な栄養素であることがわかりました。

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DHA・EPAサプリは小さな子供でも飲める?



子供がDHA・EPAを摂取する場合はそれを魚から摂取しようとするとなかなか大変です。DHAにはサプリがあり、血液を改善し血のめぐりをよくする成分であるEPAとともに配合されているものが多いです。

限度量までならば、摂取したほうが好ましく、それをサプリで補うというのは有効な方法なのですが、子供の場合以下の注意点といいますか、基準を守っていただくとより効果的だといわれています。ちなみに妊活中・妊娠中や授乳中のお母さんが摂取してあげると良いとも言われています。

1.与える量

サプリは一般的に子供の場合、飲むのを控えたり、「大人の半分」と決められていることもあるのですが(これは子供の体が小さく、大人と同じ量では吸収・代謝できないなどの理由によります)、DHA、EPAの1日の摂取量については、大人と同じ量で構いません。

1日の限度量も大人の変わりません。これは、上で述べたようにDHAは子供の脳の成長にとって極めて重要な栄養素であるからなのです。

ただし、限度量は決まっていますので、頭をよくしようとして大人以上の量を飲ませないようにしてください。

2.優先順位は食事から

子供の時期はまず、食事を正しくバランスよく食べることができる習慣を身に着けることが重要な時期です。これはDHAに限った話ではなく、肉や魚、野菜を好き嫌いなく食べることができることを優先させるということです。

好き嫌いのない食習慣は、大人になってからも生活習慣病などにならないような生活につながりますし、何より天然の食べ物から必要な栄養素を摂ることで、健康に育ちます。


ですので、まずDHAをたくさん摂取させようと思った場合は、魚を食べさせるようにしてください(魚にアレルギー反応がある場合などは別です)。DHAはサプリで補わせればいいや、などと思っていると、結果として魚嫌いになってしまうかもしれません。

この時期は、あくまで食べ物からさまざまな栄養素を摂ることに重点を置いて、サプリは「補助的」に使いましょう。サプリが悪いということでは決してなく、将来のことを考えるとしっかりとした食習慣を身に着けるのも大切な時期だということです。


サプリを飲ませる場合、飲ませ方には注意してください。小学生以降などある程度大きな子供であればそのまま飲んでもいいのですが、赤ちゃんなどの場合は無理をせず、ミルクに溶かしたり、スープに混ぜるなどして、喉に詰まらせたり、サプリへの抵抗感を持つことがないようにしてください(この時期の抵抗感も、バッチリ小脳に記憶されてしまいます!)。


子供が生魚を食べるときの注意点



上でなるべくならサプリよりも食事を優先させてくださいと書きました。DHAに関していえば、魚を多く食べるとういうことです。DHAが多く含まれる魚は、マグロやブリ、アジなどの青魚です。

DHAは加熱によってある程度崩壊してしまいます。ですので、できればお刺身などの形で生で食べるほうがいいのですが、ここには注意点があります。


大人でも生魚は苦手な人がいるように、子供の場合はより生魚が苦手なことが多く、無理やり食べさせることは感心しません(やはり魚嫌いになってしまいます)。

また、アレルギーの問題もありますし、より抵抗力の弱い子供の場合、食中毒などにかかりやすいということもあります。生魚は大人以上にリスクがあると思ってください。

とはいえ、できれば生魚を食べてもらったほうがDHAの摂取という面ではよいので、工夫をしてください。

例えば

1.大人が食べるお刺身の半分の量からスタートしてみる

2.嫌がるならば焼き魚や煮魚から「魚」に慣れさせる

3.無理に魚(特に生魚)を食べさせようとせずに、足りない部分はサプリで補う

という感じで徐々に生魚を好きになってもらうということでいかがでしょうか。

大人が頭をよくさせるために無理やり生魚を食べさせるというのは、構図としても感心しません。やはり、自発的に魚を好きになってもらうような努力を大人側がするべきだと考えます。


このような魚を食べさせる食生活の改善のサポートをするのがDHA、EPAサプリだと思ってください。サプリに配合されているDHA、EPAの量は商品によって異なります。子供への効果を考えたら、よりDHAが多いタイプのサプリを選ばれるといいと思います。

DHA・EPA、子供への効果は?まとめ
  • DHAは子供の頭、脳の発達に不可欠な栄養素で、多く摂取した子供のほうが学習面などで優れた結果を残している
  • DHAはまず食習慣を改善し、魚を食べさせることを優先する
  • 足りない部分をDHA、EPAサプリで補う
  • 無理やり生魚を食べさせようとしない

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