ニキビ治療薬、イオウカンフルローション

イオウカンフルローション

現在はニキビ治療薬も数多くありますが、昔の皮膚科でよく処方されていたのが「イオウカンフルローション」です。

現在は、ディフェリンゲルなどの外用薬が主流になりつつありますが、今でもなお、イオウカンフルローションが処方されるケースはあります。

 
ここでは、そんなイオウカンフルローションの効果や使い方などについて紹介します。

イオウカンフルローションとは

ニキビ治療の外用薬として有名なのが、イオウカンフルローションです。

その名のとおり、硫黄を主成分としたローションであり、皮膚科などでニキビの症状を見てもらったときには、昔から、必ずと言って良いほど処方される薬です。

 
イオウカンフルローションは、白ニキビや黒ニキビなど初期~中度のニキビに対して有効性を発揮します。

赤ニキビなど炎症を伴う場合は、こちらに加えて、抗菌剤や抗生物質と併用して処方される場合があります。

 

イオウカンフルローションの作用・効果

イオウ=角質を溶かす作用

イオウカンフルローションに含まれる硫黄には、角質を溶解させる作用があります。

したがって、毛穴の入り口を塞ぎがちな角質をなめらかにし、毛穴に溜まっている皮脂や細菌の排出を促す作用を持ちます。

 
ニキビの原因は、何といっても毛穴への皮脂のつまりとその角栓化です。

皮脂の分泌が多い人でも、毛穴の代謝が良ければニキビになりにくいと言われていますから、それぐらい、皮脂のつまりというのは肌にとって大敵なのです。

 
イオウカンフルローションは皮脂の分泌を抑える働きもありますので、ニキビの症状を緩和させてくれるというわけです。

ディフェリンゲルの効果と副作用について

ディフェリンゲルとは、2008年より皮膚科で処方されることが認められた、塗り薬タイプのニキビ治療薬のことを指します。 ニキビで悩んでいる人であれば、一度は耳にし ...

カンフル=殺菌作用

さらに、硫黄には殺菌作用があるので、赤ニキビ・黄ニキビに発展する炎症の原因となる菌の繁殖を抑える作用もあります。

特に、ニキビの炎症には、毛穴内部でのアクネ菌の過剰繁殖が関係しており、その繁殖したアクネ菌が生みだす遊離脂肪酸という物質が、皮膚の角化を必要以上に促してしまいます。

 
イオウカンフルローションはこのアクネ菌の繁殖を抑えることで、遊離脂肪酸の生成を抑制、その結果として、角化で閉鎖された毛穴を再び開く作用があるというわけです。

イオウカンフルローションには、以上のようにニキビへの有効性が高いため、長年にわたり皮膚科で重宝され続けています。

 

イオウカンフルローションの使用方法

その使用方法ですが、1日2回、朝と夜の洗顔後に使用することがすすめられています。朝は、液の上澄みを顔全体に塗ります。

いっぽう、夜は溶液を振って、その混濁液を顔全体に塗ります。ただし、目の周囲には塗ることはすすめられていませんので、目を避けるように塗ることが大事です。

 
また、イオウカンフルローションには、脱脂作用がありますので、洗顔後に直に塗ってしまうと、肌が強い乾燥にさらされることになります。

ですから、洗顔後、先に化粧水や乳液などを塗ってから、塗布するのが乾燥対策としては良いでしょう。

 
ただし、その使用方法については、皮膚科の医師に事前の説明を受けることがベターです。

ニキビの有効成分、アダパレンとは?

ニキビの薬にはドラッグストアで買えるものと、医師が処方するものがあります。 アダパレンは処方箋薬で、「最強のニキビ治療薬」とも言われています。   ア ...

イオウカンフルローションを使った方の口コミ・感想

「皮膚科ではじめて処方されました。顎に大量にできた炎症ニキビにちょこんと塗ってみたところ、猛烈に沁みましたが、次第に慣れていき、翌日には炎症の範囲が大分治まってきました。」(32歳 混合肌)
「使い方を誤り、洗顔後に塗布していたため、皮膚が激しく乾燥してしまいました。しかし、ニキビの改善にはつながりました。今はきちんと化粧水や乳液のあとに使用して、乾燥を防ぎつつニキビケアしています。」(20代後半 普通肌)
「何でケアしてもダメなくらい肌荒れしていた時期があり、その際にイオウカンフルローションを処方されました。夜のみ使っていましたが、一週間も経てば肌荒れが改善され、綺麗なお肌になっていました!感動です!」(20代後半 乾燥肌)

イオウ・カンフル配合の化粧品は市販でも購入できる?

イオウカンフルローションは処方薬なので皮膚科やクリニックでないと入手できません。

しかしイオウ・カンフルを成分に含むスキンケア用品は、皮膚科での処方だけでなく、市販品としてもドラッグストアなどで販売されています。

 
思春期のニキビケアとして有名な塗り薬「クレアラシル」には、角質軟化作用のあるイオウが含まれています。

塗り薬でケアすることで、その炎症が抑えられ、早くて1日で症状が改善されることもあります。

 
また、カンフルには殺菌作用の他、血行促進や防腐作用、抗炎症作用などがあるため、化粧品の他、ヘアトニックや育毛剤など様々なアイテムに用いられています。

カンフル配合の「カーマインローション」は、日焼け後のアフターケアを目的とした化粧水ですが、皮脂を抑える働きや収れん作用があるためニキビケアにも有効だと言われています。

 
皮膚科で処方してもらう場合でも、市販品を購入する場合でも、その価格は千円以内であることがもっぱらであり、非常に手ごろな価格となっています。

昔から処方されている治療薬とは言え、イオウカンフルローションには知っておきたい副作用やデメリットがありますので、使用する際は注意しなくてはなりません。

イオウカンフルローションの副作用(リスク)について

イオウカンフルローションは、イオウやカンフルと言った成分が配合されたローションのことです。 イオウには、肌の角質を軟化させる作用があり、毛穴にたまった皮脂などの ...

 

この記事のまとめ

  • 皮膚科では昔から処方されているニキビ治療薬
  • イオウとカンフルという成分を含んだローション
  • 角質軟化作用と殺菌作用があり、白ニキビや黒ニキビに効果的
  • 炎症ニキビの場合は、他の外用薬と併用することも
  • イオウ・カンフルを含むニキビケアはドラッグストアでも購入できる