ニキビ肌に効果的!「大豆イソフラボン」って知ってる?

大豆イソフラボンとニキビ

大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一種エストロゲンと似た働きをすることで注目を集める成分です。

エストロゲンは、肌荒れや大人ニキビの改善・予防と関係が深いため美容ホルモンと呼ばれています。

 
そのエストロゲンに似た作用が期待できるとなれば、大豆イソフラボンに興味を持つ方が増えるのも納得ですね。

今回は、そんな注目の成分である大豆イソフラボンが、ニキビ肌を改善する効果があるかどうかについて解説していきたいと思います。

大豆イソフラボンってなに?

マメ科の植物にはイソフラボンと呼ばれるポリフェノールが含まれています。

そのポリフェノールのうち、大豆に含まれているものが大豆ポリフェノールと呼ばれています。

 
大豆イソフラボンは、その働きが女性ホルモンであるエストロゲンに似ていることで知られています。

大豆製品には「大豆イソフラボンが豊富に含まれている」というイメージが強いかもしれませんが、実はその含有量は豊富と言えるほど多いものではありません。

 
大豆(全粒)に含まれるイソフラボンの含有量は、100gあたり約200mg、全体に対してわずか0.2gしかありません。

大豆イソフラボンの大半が胚芽の部分に含まれているため、摂取する場合には、胚芽の部分を食べることができるかどうかが鍵となってきます。

 
大豆イソフラボンには、分子が大きく吸収が難しい「グリコシド型イソフラボン」と、分子が小さく体内吸収しやすい「アグリコン型イソフラボン」があります。

吸収しづらいグルコシド型イソフラボンは、摂取しても体内に吸収できるのは約2割、残りの8割は残念ながら体外に排出されてしまいます。

 
そのため、大豆イソフラボンを経口摂取する場合は、吸収力の高いアグリコン型イソフラボンの多く含まれた食品を選ぶのがポイントとなります。

なお、アグリコン型の大豆イソフラボンは、味噌や醤油などの発酵食品に多く含まれています。

 
醤油を大量に摂取するのは難しく、摂りすぎによる塩分過多の心配もありますので、食生活に味噌を取り入れるのを意識するのがおすすめです。

また、納豆に含まれている大豆イソフラボンはグルコシド型イソフラボンですが、1パックで食品安全委員会の推奨する一日の摂取目安量(70~75mg)をカバーすることができます。

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大豆イソフラボンがニキビに良いって本当?

エストロゲン様作用によってニキビが改善する

美しい肌や、女性らしい丸みを帯びた体つきを維持するのに欠かせないのが、女性ホルモンの一種エストロゲンです。

エストロゲンは、美肌の基礎の部分を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分の生成に深い関わりがあります。

 
そのため体内のエストロゲン量が不足してしまうと、肌の弾力やハリが失われる、バリア機能が低下して皮膚組織がダメージを受けやすくなるなどの問題が出てきてしまいます。

これが、ニキビの発生や肌荒れに繋がっていることは、容易に想像いただけると思います。

 
大豆イソフラボンがニキビや肌荒れに効くとされるのは、大豆イソフラボンにエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)があるためです。

エストロゲンの分泌量の低下や不足によってニキビが発生している場合、大豆イソフラボン摂取することで、エストロゲン不足を補う効果が期待できます。

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大豆イソフラボンはホルモンバランスを整える

大豆イソフラボンには、エストロゲン様作用だけでなく、エストロゲンの分泌を調整し、ホルモンバランスを整える働きもあります。

生理前のニキビはPMSの症状の中でも代表的なものですが、その原因はホルモンバランスの乱れにあるとされています。

 
そのため、大豆イソフラボンのもつホルモンバランスの調整作用は、月経前にみられるニキビの予防と改善に役立つと言えるでしょう。

活性酸素を抑える

現代日本は、食生活や生活習慣の乱れ、ストレス、紫外線量の増加などにより、体内に活性酸素が発生しやすい環境にあります。

活性酸素は体内で増加しすぎると、ところかまわず細胞を傷つけ、酸化させてしまいます。

 
この活性酸素による悪影響は老化の最大の原因と言われており、肌荒れやニキビを引き起こす要因ともなっています。

人の身体には、この活性酸素を除去する抗酸化力が備わっていますが、大豆ポリフェノールには抗酸化作用を高める働きが認められています。

 
そのため、大豆イソフラボンを継続的に摂り続けることで活性酸素の増加を抑制し、ニキビのできにくい健康な皮膚組織をキープできると考えられています。

 

大豆イソフラボンを摂取する方法と注意点

大豆イソフラボン摂取の注意点

大豆イソフラボンはエストロゲンと化学構造が似ているため、エストロゲンの働きをサポートする働きが期待できます。

しかし一方で、摂りすぎてしまうと、エストロゲン分泌が過剰な際に起こる症状が出てしまう可能性があります。

 
大豆イソフラボンの過剰摂取が招く症状としては、頭痛やほてり、めまいなどの更年期障害のような症状があります。

また乳がんや子宮内膜症といった女性特有疾患の発症・再発のリスクを高めるという研究結果も見られます。

 
大豆イソフラボンは、豆腐や納豆などの食品から摂取する分には、過剰摂取になる可能性は低いとされています。

これは、大豆自体に大豆イソフラボンの過剰吸収を妨げる成分が含まれているためです。

 
しかし大豆イソフラボンをサプリメントで補給する場合は、過剰摂取になる可能性が否めないので注意が必要です。

大豆イソフラボンの推奨摂取量

大豆イソフラボンの1日あたりの摂取量の目安は70~75mgを上限とされています。

このうち、健康食品やサプリメントで摂取可能な量は30mgが上限となっています。

 
ちなみに、食品から大豆イソフラボン50mgの摂取する場合、豆腐で半丁、大豆で1パック弱程度が目安となります。

また、大豆イソフラボンが配合されたニキビケア用の化粧水を使用する場合は、特に使用量を気にする必要はありません。

参考

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A農林水産省

 
ニキビの改善と予防に効果的なニキビ化粧水ですが、皮膚から吸収される大豆イソフラボンで摂取過剰とになるリスクはまずありません。安心して使用して下さいね。

 
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この記事のまとめ
・大豆イソフラボンには、美肌に関わりのあるエストロゲンに似た作用がある

・大豆イソフラボンはエストロゲン不足を補う働きがあるため、ニキビの予防と改善効果が期待できる

・大豆イソフラボンの過剰摂取は、女性特有疾患の発症リスクを高める可能性があるため注意

・大豆イソフラボン配合のニキビ化粧水によって過剰摂取となる可能性はまずない