頭皮・首ニキビの原因と治し方は?

頭皮や首にできるニキビ

頭皮や首の後ろにニキビができても、触って違和感があるくらいニキビが大きくならないと気がつきませんね。

気づきにくく悪化しやすい頭皮や首にできるニキビの原因と、治し方について解説します。

頭皮にニキビができる原因は?

頭皮ニキビに悩む女性

頭皮のニキビも顔のニキビと同じで、毛穴詰まりによって生じます。

太い毛髪が出ている頭皮の毛穴では、角栓ができにくく、毛穴詰まりを起こしにくいのですが、それでも頭皮にニキビができてしまうのは何故でしょうか?

原因1:皮脂の過剰分泌>

頭皮は身体の中で一番皮脂の分泌量が多い部分で、顔のTゾーンよりも多く分泌されます。

頭皮は毛穴から太い毛が出ているといっても、毛髪には「成長期→脱毛期→休止期」というヘアサイクルがあり、休止期の毛穴には毛がありません。

毛のない毛穴は顔の毛穴と同じで、皮脂の過剰や頭皮の乾燥などによってコメド(角栓)ができることがあります。

 
顔に比べると少ないとはいえ、頭皮にもニキビはできるのです。

原因2:シャンプーの影響

皮脂が多い頭皮を洗うシャンプー剤は、洗顔剤にくらべて洗浄力が強い(=肌への刺激が強い)のが一般的です。

洗浄力の強いシャンプー剤で毎日シャンプーしていると、皮脂を落とし過ぎるだけでなく、角質の保湿成分が奪われて、頭皮が乾燥しやすくなります。

 
頭皮が乾燥するとさらに皮脂の分泌が増えて、毛穴詰まりを起こしやすくなります。

また、乾燥によってターンオーバーが亢進(こうしん)し、毛穴の出口で角質のくずが多く排出されるようになるのも、毛穴詰まりの原因になります。

 
ご覧になったことがあると思いますが、頭皮の毛穴の拡大写真には、毛穴に皮脂や剥がれかけた角質がびっしり付いている様子が写っているものがよくあります。

こんな写真を見ると「もっとよく洗わなくては」と思いますが、むしろこれは洗い過ぎによって、角質が乾燥し皮脂が過剰になっている症状です。

 
毛穴をよく洗おうと思ってゴシゴシこするのも、洗い過ぎの原因になります。

爪を立てて洗うのは、頭皮に傷をつけて、できかけているニキビを悪化させることになります。

 
また反対に「洗い残し」や「シャンプーのすすぎ残し」があるいい加減な洗髪も、ニキビの原因になります。

原因3:紫外線によるダメージ

頭はもっとも紫外線をたくさん浴びる部分です。

毛髪の厚い部分は毛によって紫外線から守られていますが、生え際や髪の分け目は紫外線にさらされています。

 
UVクリームを使えない頭皮はじかに紫外線を浴びるので、そのダメージで乾燥や皮脂の過剰が生じやすくなります。

参考

首のしこりニキビが痛い!原因・治し方は?うなじニキビもメルライン/リアルビューティーケア

 

首にニキビができる原因は?

首ニキビに悩む女性

首の皮脂分泌は頬と同程度で、水分量は頬よりやや多めです。

とくにニキビができやすい部分ではありませんが、誰でも何度かは首ニキビを経験しており、人によっては繰り返しできる場合があります。

 
首にニキビができる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

原因1:シャンプーなどの洗い残し

首のニキビは後側のうなじの周囲によくできます。

後ろ側にできる首ニキビは、シャンプーや石けんのすすぎ残しが原因の場合があります。

 
シャンプーが首に残ると、界面活性剤などの成分が肌、とくに毛穴に刺激を与え、ニキビの原因になります。

ロングヘアーの人は特に首の後ろがすすぎにくく、上からシャワーをかけても首に付いた泡は残ってしまいます。

原因2:ドライヤーによる乾燥

髪を乾かすドライヤーの熱風は、肌を乾燥させて首ニキビの原因になります。

乾燥すると皮脂の分泌が増え、角質層も硬くなり、皮脂詰まりを起こしやすくなります。

 
またドライヤーの熱風は髪のキューティクルを傷めるだけでなく、首の角質も傷めます。

傷ついた角質はバリア機能が低下して、ニキビができやすくなり、できたニキビが炎症を起こしやすくなります。

原因3:汗によるムレや不衛生

首は良く動かす部分で、皮膚にはそのためのたるみ(横しわ)があります。

とくに首の前側には横しわが多く、ここに汗が溜まると、湿潤になった角質がムレて不衛生になりがちです。

 
汗が溜まると雑菌が繁殖して毛穴に刺激を与え、ニキビの原因になることがあります。

また首の後ろ側では、服の襟に汗や皮脂が付き、汚れた襟と擦れるのもニキビの原因です。

 
この他、ショートヘアで毛先が首に触れる人は、髪の汚れやチクチクする刺激がニキビの原因になることがあります。

 

頭皮・首ニキビの対策は?

頭皮・首ニキビを治すポイント

頭皮や首にニキビができた時は、どんな対策が必要なのでしょうか? 

また頭皮や首のニキビを予防するにはどんなことに気を付けたらよいのでしょうか?

ヘアケアの方法を見直す

界面活性剤を多く配合した洗浄力の強いシャンプーは、頭皮を乾燥させて、皮脂の過剰を招きます。

アミノ酸系のシャンプーなど、洗浄力のソフトなものを使いましょう。

 
洗い方も強くこすらずに、シャンプーを良く泡立てて、指の腹で優しく洗うことが大切です。

すすぎを丁寧にして、首には下からもシャワーを当てて洗い流しましょう。コンディショナーのすすぎの時も同じです。

 
トリートメントを使うときは、頭皮や首にトリートメント剤が付かないように注意する必要があります。

触ったり掻いたりせず、清潔に保つ

頭皮や首の後ろ側のニキビは、見えにくいこともあって、つい手で触ってみたくなります。

しかし触ることで指の雑菌が付き、悪化して治りが遅くなる可能性があります。

 
爪で掻くのはもっと悪く、治りかけたニキビも悪化してしまいます。

首のニキビなら髪の毛先が触れたり、服の襟が擦れたりしないように注意する必要があります。

 
スカーフなどで首のニキビを隠すのも悪化の原因になることがあります。

スカーフをするときは、清潔で肌の滑りの良いものを使いましょう。

 
枕カバーが汚れているのも、うなじのニキビの発生や悪化の原因になります。

帽子は洗わずに使い続けていることが多いと思いますが、帽子の汚れが生え際のニキビの原因になることがあります。

なかなか治らない場合は皮膚科へ

皮脂の分泌が多い頭皮のニキビは、しつこく治りにくい傾向があり、市販のニキビ治療薬では効果が薄い場合があります。

頭皮のニキビが治りにくく多発する場合は、皮膚科で治療することを検討しましょう。

 
皮膚科では、抗生剤の内服やステロイド剤の外用などで、ニキビの炎症を早く抑える治療を行ないます。

赤いブツブツが複数できて、治ったり再発したりをくり返す場合は、ニキビではなく脂漏性湿疹の可能性があるので、やはり皮膚科で診てもらうことが必要です。

 
頭皮と首のニキビの原因と治し方について解説しました。

頭皮や首元はそれほどニキビが多発するところではないので、よくできる人はヘアケアの仕方などに問題がある場合が多く、適切な対応で予防することが可能です。

 

この記事のまとめ

  • 頭皮のニキビは洗い過ぎで皮膚を乾燥させることが主な原因
  • 首のニキビは、シャンプーのすすぎ残しやドライヤーによる乾燥などが原因
  • ヘアケアを見直して、頭皮の乾燥を予防しよう
  • できたニキビは触らずに、清潔を保つ
  • 頭皮や首のニキビが治りにくいときは、皮膚科の受診を検討する