実は身近に潜んでいる!意外なニキビの原因とは?

身近に潜むニキビの原因

ニキビの原因は皮脂の過剰分泌や肌の乾燥によって生じる「毛穴詰まり」です。

また、皮脂の過剰や肌の乾燥を誘発しやすい原因に、睡眠不足、ストレス、生理前のホルモンバランスの変化、偏った食生活、などがあることはよく知られています。

 
しかしニキビの原因はそれだけではなく、普段の生活の意外な場面にも潜んでいます。

今回は、身近に潜む、気づきにくいニキビの原因と対策について解説します。

原因1:紫外線

紫外線はシミの原因になるだけでなく、ニキビの原因にもなります。

なぜ紫外線に当たるとニキビができやすくなるのでしょうか?

肌を乾燥させ、皮脂分泌を増やす

日焼けした肌がひどく乾燥するのは、誰にも経験がありますが、日焼けまで行かなくても紫外線を浴びると肌は乾燥します。

肌が乾燥するとバリア機能が低下します。それをカバーするために、乾燥した肌では皮脂の分泌が増えると共に、ターンオーバーが早まり角質層が厚くなります。

 
角質層が厚くなると、毛穴の出口が狭くなり、皮脂詰まりが起きやすくなります。

紫外線は、ターンオーバーの異常と皮脂分泌の過剰の両面から、ニキビができるリスクを大きくします。

活性酸素の発生

紫外線を浴びると、皮膚の内部で大量の活性酸素が発生します。

活性酸素は毛穴の中の皮脂を酸化させるので、皮脂詰まりを起こしやすくなります。

 
このようにしてできた面皰(めんぽう)、つまり初期のニキビは、さらに紫外線に当たることによって、炎症ニキビに進行しやすくなります。

紫外線ダメージと炎症ニキビのダメージが重なると、真皮層の陥没が起きてクレーター状のニキビ跡ができやすくなります。

ニキビの原因、「活性酸素」ってどんなもの?

「紫外線」や「ストレス」がニキビの原因になることはよく知られていますが、この2つの原因には「活性酸素」が関係しています。 活性酸素とはどんなもので、ニキビとどん ...

紫外線吸収剤

紫外線対策はニキビを予防するためにも重要ですが、UVケア製品の選択には注意が必要です。

紫外線防止クリームやファンデーションには、「紫外線反射材」を使っているタイプと「紫外線吸収剤」を使っているタイプがあります。

 
紫外線吸収剤を使っているリキッドファンデーションは、汗で落ちにくく、ガード力も高い半面、毎日使っていると肌を乾燥させる弊害があります。

屋外でのレジャーやスポーツの時は別として、普段は紫外線反射材を使った日焼け止めクリームを使用するようにしましょう。

 

原因2:間違ったスキンケア

毎日の習慣になっているスキンケアが、ニキビのできやすい肌を作っていることがあります。

ニキビの原因になる間違ったスキンケアとは、どんなものでしょうか?

オイルクレンジング

オイルタイプのクレンジングは、素早くどんなメイクも落とせて便利なのですが、毎日使用していると肌を乾燥させてしまいます。

簡単にメイクが落ちて、すすぎが楽なオイルクレンジングには、界面活性剤が大量に配合されています。

 
界面活性剤は、角質層の天然保湿因子や細胞間脂質までも奪うので、保湿能力の低い乾燥しやすい肌になります。

ニキビができやすい人は、クリームタイプのクレンジングで、メイクを優しく馴染ませて、落とすのがおススメです。

洗い過ぎにも注意

ニキビができると、「皮脂によるテカリを落とそう」、「肌を清潔に保とう」という気持ちが強くなり、つい洗い過ぎになりがちです。

ニキビの原因になるのは、肌の上に出た皮脂ではなく、まだ毛穴の中にある皮脂です。

 
洗い過ぎは、バリア層として働いている角質まで剥がすことになり、乾燥しやすく、雑菌に対する抵抗力の弱い皮膚を作ることになります。

石けんでの洗顔は夏でも1日に2回までにしましょう。石けんを良く泡立てて、その泡で優しく洗うのが、洗顔の鉄則です。

化粧水だけでの保湿

ニキビに悩んでいる人は、乳液やクリームなどの「油性化粧品」を嫌う傾向がありますが、これも逆効果です。

肌の水分は、化粧水や美容液を塗っただけでは保たれず、必ずその後すぐに乳液やクリームでカバーする必要があります。

 
ただしオイリー肌タイプの人が油分の多い化粧品を使ってしまうと、肌の油分が過剰となってしまう場合もあります。

化粧水や乳液・クリームは、自分の肌タイプに合わせたものを使うようにしてください。

治ってもすぐできる…オイリー肌のニキビ対策、注意点は?

肌質は大きく「普通肌」「混合肌」「乾燥肌」「脂性肌(オイリー肌)」の4つに分類されます。 この中でも脂性肌は肌トラブルが最も深刻化しやすいと言われています。 & ...

 

原因3:肌への接触刺激

髪の毛や指が顔に触れることも、ニキビの原因になることがあります。

髪の毛先が触れる

額や頬に、髪の毛先が触れていると、その刺激がニキビの発生や悪化の原因になります。

とくに、シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しや整髪料が付いた毛先は、肌への刺激が大きくなります。

 
ニキビが気になる時は、ヘアバンドなどで髪をくくって、髪が肌に触れないようにしましょう。

手で触る癖

指で顔を触る癖や頬杖をつく癖も、ニキビの原因になります。

ニキビができるとつい触ってしまう人も、ニキビが悪化する原因になるため絶対にやめてください。

 
電車などで「スマホ」をいじりながら無意識に顔を触っている人を、ときどき見かけます。

スマホには皮脂が付いて雑菌が繁殖しているので、気を付けましょう。

 
また冬場や花粉症の季節には欠かせないマスクも、擦れて肌を刺激するため注意が必要です。

 

その他の原因

洗濯の仕上げに入れる柔軟剤を使っている時や、低用量ピルの服用を止めた時にニキビが出来ることがあります。

柔軟剤は肌に悪い?

繊維を柔らかくする柔軟剤は、肌が敏感になっている場合は、ニキビの原因になることがあります。

柔軟剤の主成分は「陽イオン界面活性剤」です。この成分が衣類に付くと、繊維同士の摩擦が減って、さらさらとして柔らかくなります。

 
しかし、陽イオン界面活性剤は、肌のバリア機能が低下している時は強い刺激になります。

柔軟剤はすすぎの時に使うので、成分はそのまま衣服に付いています。

 
柔らかくて清潔な枕カバーは、ニキビの予防に役立ちますが、頬にニキビができやすい人は、柔軟剤を使用しない方が安全です。

背中にニキビのできやすい人も、下着を洗う時に柔軟剤を使わない方が良いでしょう。

避妊ピルの服用中止

経口避妊薬の低用量ピルの服用を中止したときは、ニキビができやすくなります。

ピルを止めるとなぜニキビができやすくなるのでしょうか?

 
低用量ピルには、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」の両方が配合されています。

生理前にニキビができやすいのは、肌に潤いを与えるエストロゲンの分泌が減って、皮脂の分泌を増やすプロゲステロンの分泌が増えるからです。

 
低用量ピルはこの変化を緩和することで、ニキビの発生を防ぐ効果があります。

ピルを止めた後に増えるニキビは、人によって一時的な現象の場合もあれば、何か月も続く場合もあります。

ピルを再開する予定がない場合は、皮膚科に相談するのがベターです。

 
普段の暮らしに潜む「意外なニキビの原因」について解説しましたが、何か思い当たるものがあったでしょうか?

女性は特に、スキンケアの勘違いでニキビを増やしていることが多いので気を付けましょう。

 

この記事のまとめ

  • 紫外線は、肌を乾燥させて皮脂分泌を増やす
  • オイルクレンジングは、肌のバリア機能を低下させる
  • 髪の毛が額や頬に触れていると、肌を刺激してニキビができやすくなる
  • 顔に触る癖やマスクがニキビの原因になることがある
  • 肌が敏感な時は、柔軟剤や低用量ピルにも注意が必要