最近急増中!大人にできやすい「耳ニキビ」の原因、治し方は?

耳ニキビの原因

耳はとくにニキビのできやすい場所ではありませんが、できると気づきにくく悪化させやすいのが特徴です。

思春期を過ぎてもできるニキビで、痛みも強い傾向があります。

 
耳ニキビの再発を防ぎ、悪化させないために、その原因と治し方を解説します。

耳にできるニキビ、原因は?

耳(外耳)や耳の中(外耳道)にできるニキビも、他のニキビと発症のメカニズムは同じで、原因は毛穴詰まりです。

耳に特有の、毛穴詰まりを起こす原因には、次のようなものがあります。

原因1:耳が不衛生になっている

耳の形は複雑なので、不衛生になりやすい部分です。耳の中では皮脂や汗が分泌され、垢も出るので、やはり放置すると不衛生になりがちです。

イヤホンを長時間使っていると、耳の中が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。

 
また、イヤホンを掃除しないと、先端に細かい耳垢などが溜まるので、そのまま使い続けると、耳の中に雑菌を押し込んでいることになります。

毎日使う枕カバーも、耳ニキビの原因になる事があります。

 
長時間使用する上に、寝ている間は汗もかきやすいため、何日も洗わずに使っていると、枕カバーに付いた皮脂に雑菌が繁殖し、耳ニキビの悪化の原因になります。

深くかぶるタイプの帽子が汚れているのも、耳に雑菌を付ける原因になります。帽子は洗いにくいので汚れが溜まりがちです。

 
また耳のヒダや裏側は、洗い残しやシャンプーのすすぎ残しが起きやすい部分でもあります。

原因2:耳を傷つけた

硬い耳かきで耳掃除をする、爪で耳を引っ掻くなどで耳を傷つけると、耳ニキビの原因になります。

髪の毛の先端が耳に当たる刺激も、耳ニキビの原因になり、できたニキビが悪化する原因にもなります。

 
とくに耳の縁(耳殻)にできるニキビは、髪の刺激がきっかけになっている場合が少なくありません。

原因3:ホルモンバランスの乱れ

フェイスラインは大人のニキビができやすい場所で、その延長にある耳も大人のニキビができる場所です。

大人ニキビは、ストレスなどで男性ホルモンの分泌が増えたときにできるのが特徴です。

 
男性ホルモンが増えると皮脂の分泌が増え、毛穴の出口では角質層が厚くなるので、毛穴詰まりが起きやすくなります。

フェイスラインの近くは男性ホルモンに対する感受性が特に強く、大人のニキビができやすい所です。

 
生理周期やストレス、不規則な生活によって自律神経の働きに変調をきたしたときも、男性ホルモンの分泌が増えることがあります。

生理前にニキビのできやすい人は、耳のニキビにも注意する必要があります。

ニキビの原因、「ホルモンバランスの乱れ」って何?

ニキビの原因の一つに「ホルモンバランスの乱れ」があります。 よく聞く言葉ではあるものの、具体的にはどういうことなのか、何に気を付ければ良いのかはよく分からないで ...

 

耳ニキビができた時の対処法は?

耳ニキビができたときに、悪化させずに早く治すにはどうしたら良いでしょうか?

耳ニキビができた時の対処法を見ていきましょう。

清潔を保つのが一番

入浴時はもちろん朝の洗顔の時も、耳のヒダや裏側に洗い残し、すすぎ残しがないように、丁寧に洗いましょう。

洗った後はタオルでしっかり水気を吸い取っておきます。

 
耳の穴は、耳かきではなく細めの綿棒で、優しく掃除しましょう。

耳垢はターンオーバーで自然に外の方に出てくる仕組みになっているので、あまり奥まで綿棒を入れる必要はありません。

 
しょっちゅう耳に触る癖は、雑菌でニキビを悪化させる原因になるので注意が必要です。

耳ニキビができやすい人は、髪の毛先が耳に触れないようなヘアスタイルにしましょう。

 
耳たぶにニキビができたときは、ピアスの使用を一時止める必要があります。

【保存版】大人ニキビはこうして治す!

ニキビと聞くと、未だ10代の肌トラブルというイメージが強くありますよね。 思春期ニキビからやっと解放されたかと思ったら、次にやって来るのは「大人ニキビ」です。 ...

耳の内側に薬を塗ってもいいの?

ニキビの炎症を抑える市販の塗り薬は、外側はもちろん耳の内側に使うこともできます。薬の種類は、耳以外のニキビと同じものでOKです。

耳の中に塗るときは、湿った綿棒で周囲の耳垢を取ってから塗るようにしましょう。

 
ニキビ化粧水も他のニキビと同じものが使えます。コットンに湿らせて、耳のヒダや裏側をふき取るように広げて下さい。

受診するなら皮膚科?耳鼻科?

耳のニキビで強い痛みがあったり、中々治らない場合は、病院を受診することも考えましょう。受診する科は、他のニキビと同じ皮膚科です。

ただし、耳の病気でニキビに症状が似たものがあるので、その場合は耳鼻科にかかった方が良い場合もあります。

 
耳ニキビと間違いやすい病気については、次で詳しく解説します。

【要注意!】治らないニキビは偽ニキビかも?!

ニキビは、規則正しい生活に専用化粧水でばっちりスキンケアも行っていれば、次第に解消していくものです。 それなのにニキビが中々治らない…という方は、もしかしたらニ ...

 

本当に耳ニキビ?間違えやすい耳の病気

耳ニキビと間違えやすい耳の病気には次のようなものがあります。

その1:粉瘤(アテローム)

粉瘤(ふんりゅう)は皮膚にできる腫瘍の1種で、皮膚のどの部分にもできますが、多いのは耳のうしろ、お尻、顔、首、背中などです。

大きさは数ミリから数センチに及ぶものもあり、皮膚が盛り上がります。

 
腫瘍の中身は皮脂と角質(この点はニキビと同じ)で、脂肪細胞が増殖する脂肪腫とは別の物です。

腫瘍の袋の内側は皮膚表面と同じ構造をしており、皮脂が分泌され角質が垢になるので、どんどん大きくなるものがあります。

 
普通は痛みはありませんが、雑菌が入って炎症を起こし、赤く腫れて強い痛みが出るケースがあります。

小さくて痛まないものなら放置してもかまいませんが、目立つものや化膿した場合は外科的な処置の治療が必要です。ニキビと同じ皮膚科の専門領域です。

その2:耳前瘻孔(じぜんろうこう)

目尻と耳の穴をつなぐ線の耳寄りにできる、小さな穴が耳前瘻孔で、先天的なものです。

とくに症状を起こさないものが多いのですが、穴から膿が出たり、炎症を起こして赤く腫れる場合があり、ニキビと間違われるのはそのような時です。

 
無症状の場合は放置してかまいませんが、炎症をくり返す場合は手術が必要です。耳鼻科や形成外科を受診します。

その3:肉芽(にくが)

ピアスで耳に穴をあけたときにできることがあるのが肉芽です。穴の周りがコブのように丸く膨らみます。

肉芽は異物を排除しようとする免疫機能によってできるもので、組織を増殖して異物を物理的に排除しようとしてできたコブです。

 
大きさは数ミリのものから1~2cmほどに大きくなることがあります。

小さなものはピアスを止めると自然に治ることが多いのですが、大きなものや化膿したものは、皮膚科で治療する必要があります。形成外科での手術が必要なケースもあります。

 
大人ニキビの1種の耳ニキビの原因と治療法、予防法についてお話しました。

耳ニキビの悪化や再発を防ぐ参考にしてください。

 

この記事のまとめ

  • 耳が不衛生だと、耳ニキビができやすく、悪化しやすい
  • ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが増えたときもできやすい
  • 耳ニキビの対策は、耳を清潔に保つことがいちばん
  • 悪化したときは皮膚科で治療を受けよう
  • 耳ニキビと間違いやすい耳の病気があるので注意しよう