ニキビの原因、「ホルモンバランスの乱れ」って何?

ホルモンバランスの乱れ

ニキビの原因の一つに「ホルモンバランスの乱れ」があります。

よく聞く言葉ではあるものの、具体的にはどういうことなのか、何に気を付ければ良いのかはよく分からないですよね。

 
今回は「ホルモンバランスの乱れ」とはどうゆうことか、それを防ぐにはどうすればいいのかを紹介します。

「ホルモンバランスが乱れる」ってどういうこと?

「ホルモン」という言葉でよく耳にするには、男性ホルモンや女性ホルモン、成長ホルモンなどですね。

これらのバランスが崩れると、身体にはどのような影響が出るのでしょうか?

ホルモンバランスって何?

人の体内で生成・分泌されるホルモンには色々な種類があります。

「ホルモンバランス」という言葉が使われるときは、「男性ホルモンと女性ホルモンのバランス」という意味で使われる場合がほとんどです。

 
男性ホルモンは男性らしさを、女性ホルモンは女性らしさを作り出す働きをします。

ただし「女性ホルモンは女性が持っているもの」という訳ではありません。

 
男性も女性も、両方のホルモンを一定のバランスを保ちながら持ち合わせています。

ホルモンバランスが乱れるとどうなる?

男性ホルモンには「皮脂を分泌して角質を厚くする働き」が、女性ホルモンには「皮脂を抑え、肌のバリア機能を高める働き」があります。

ニキビの原因として「ホルモンバランスの乱れ」が指摘されることがよくありますが、これは男性ホルモンの分泌が多くなっていることを指します。

 
しかし男性ホルモン自体が悪い訳ではなく、女性ホルモンが多すぎる場合は肌が乾燥する原因になります。

どちらかのホルモンを抑制するのではなく、それぞれのバランスを上手く取ることが大切なのです。

女性ホルモンの変化にも注目!

「生理前になると肌荒れする、ニキビができやすくなる」という人も多いのではないでしょうか。

これは女性ホルモンの一種である、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の周期的な変化によるものです。

 
この2つのホルモンは、一定のサイクルで分泌量を変えることで「生理周期」を作っています。

排卵から生理前までの「黄体期」では黄体ホルモンが、生理後から排卵までの「卵胞期」では卵胞ホルモンが増えます。

 
卵胞ホルモンには皮脂の分泌を抑え、肌の潤いを保つ働きがありますが、黄体ホルモンはこれと逆の働きをします。

そのため生理前の黄体期では、肌が乾燥しやすく皮脂も多く分泌されるため、ニキビができやすくなるのです。

 
ただしこの変化は周期的なものであって、ホルモンバランスが乱れている訳ではありません。

症状が重い場合は低用量ピルを服用して排卵を止めることで、生理周期の波をなくすことができます。

参考

女性のからだとホルモンバランス小林製薬

 

ホルモンバランスが乱れる原因は?

男性ホルモンが多くなると、皮脂の分泌が増えてニキビができやすくなることが分かりました。

このようなホルモンバランスの乱れには、自律神経の働きが深く関わっています。詳しく見ていきましょう。

自律神経とは

自律神経とは、呼吸や消化、血液の循環など、身体の機能を調整する役割を持つ神経のことです。

心身を興奮・緊張状態にする「交感神経」と、リラックス・鎮静状態に導く「副交感神経」からなります。

 
交感神経が優位になると心拍数が上がり、血管が収縮することで血圧が上がりますが、副交感神経が優位の場合はこれとは逆の動きをします。

これらの神経は生活のリズムに合わせて、バランスを取りながら機能しています。

 
しかしこのリズムが乱れると、交感神経の働きが優位になり過ぎることがあります。

交感神経は男性ホルモンの分泌を促すため、ホルモンバランスの乱れに繋がり、ニキビの原因にもなるのです。

自律神経が乱れる原因は?

自律神経が乱れる、最も大きな原因は、過度のストレスだと言われています。

ストレスを溜めすぎてしまうと体が常に興奮状態となり、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいきません。

 
また不規則な生活や栄養バランスの偏った食事も、体にとっては負担になります。

ストレスを溜めているつもりはなくても、食事を外食で済ますことが多かったり、夜更かしすることが多い人は要注意です。

 
自律神経のリズムを乱し、ホルモンバランスが乱れる原因になります。

 

ホルモンバランスを整えてニキビを予防するには?

ホルモンバランスを整えることは、ニキビ予防のためだけでなく、心身共に健康的に過ごすためにも大変重要です。

以下では、ホルモンバランスの調整に役立つ方法をご紹介します。

女性ホルモンをサポートする食事を摂る

美容成分としても有名な「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすると言われています。

豆腐や納豆、味噌、豆乳などの大豆製品を、積極的に摂るようにしましょう。

 
またビタミンB6やビタミンEには、女性ホルモンのバランスを調整する働きがあります。

ビタミンB6はまぐろやかつお、鶏肉などに、ビタミンEはアーモンドやピーナッツ、アボカドなどに多く含まれています。

 
一度に大量に摂取するのではなく、毎日バランスよく取り入れることが大切です。

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質の良い睡眠をとる

睡眠不足や質の悪い睡眠は、自律神経が乱れる原因になります。

寝る前のリラックスタイムで交感神経と副交感神経を切り替えて、質の良い睡眠をとるようにしましょう。

 
夜は湯船につかって体を温めたり、好きな音楽やアロマの香りを楽しむなどして、落ち着ける時間を持つことが大切です。

パソコンやスマホなどの強い光や、コーヒーなどカフェインを含む飲み物は避けるようにして下さい。

 
また睡眠中は、成長ホルモンの分泌が多くなる時間帯です。

成長ホルモンには肌の調子を整える働きがあるため、質の良い睡眠は肌を健やかに保つ意味でも重要になります。

適度な運動も効果的

ホルモンバランスを整えるには、日頃から体を動かす習慣をつけることも大切です。

体の冷えはホルモンバランスが乱れる原因になりますが、運動をして血行を促すことで、これを解消することができます。

 
また体を動かすことはストレスの解消にも繋がります。

朝早く起きてウォーキングやランニングに出掛けるのもいいですが、必ずしも本格的な運動である必要はありません。

通勤時に少し大股で早歩きをしたり、エレベーターの代わりに階段を利用するだけでも、十分な運動になります。

 
以上、ホルモンバランスの乱れとニキビの関係について見てきました。

ストレスはホルモンバランスが乱れる原因になりますが、だからと言って完全に避けることは不可能です。

 
ストレスを避けることに気を遣うよりも、自分なりのストレス解消法をいくつか持っておくのがおすすめです。

ホルモンバランスを整えて、ニキビの無いきれいな肌を目指しましょう。

 

この記事のまとめ

  • 男性ホルモンには皮脂を増やす作用があり、増えすぎるとニキビの原因になる
  • 生理前のホルモンバランスの変化も、ニキビの原因になる事がある
  • ストレスや生活の乱れは、ホルモンバランスが乱れる原因になる
  • 大豆イソフラボンには、女性ホルモンをサポートする働きがある
  • 十分な睡眠や適度な運動が大切